本「3時間切り請け負人」が教えるマラソンの極意。
- 2018.12.12 Wednesday
- 12:30
まもなく48歳の旅人です。
さて、血糖値が高く始めたジョギングも4年目。
先日は、Twitterで見かけたこんな本を買ってみました。
「3時間切り請負人」が教える! マラソン<目標タイム必達>の極意 (SB新書) 新品価格 |
自身、いつも4時間が切れるかどうか?なのに、「3時間切り請負人」なる福澤さんの本です。
サブ3までは、この2つは不要との記述。
インターバル走は不要
30km走は不要
サブ4に「インターバル走が不要」はすでに実践済みですので理解できるとして、30km走も不要とは驚きました。
驚いた!というより、鵜呑みにはしていないのですがw
レース経験が浅い私旅人ですが、確かに前回のレース、前々回のレースでも30km走というのはやっていません。ただ、タイムも凡タイム〜サブ4という段階。
サブ3を狙うランナーさん向けに「30km走は不要」と書いているところが驚いたということです。
私は、本をそれなりに読みますが、ほとんど実践していません。参考にしている程度です。
今回、鵜呑みにしていない理由ですが、
毎日ゆっくり走っても(最後の1kmだけペース上げるとの記載あり)、マラソンの設定ペースで「完走」できる根拠に乏しいからです。
毎日、キロ7分のジョグを仮に10〜15kmやって、最後の1kmだけ6分に上げる練習を繰り返せば、ベースの走力が上がり最終的にキロ5分、キロ4分台は確かに出せると思うのですが、それは短い距離まで。そのペースで42.1985kmを走るのは難しいというか、ほぼ無理だと思います。
ただ、練習よりもきついレース経験を何度も踏んでゆけば、この方法でも少しずつタイムが伸びると思います。
結果的に、レース本番が30km走の代わりになっていますから。何度も、レースで全力を出していれば、あるところまではそれなりに走力は上がると思います。
距離を走ればいってもんじゃないというのは正しいと思いますが、走り始めの頃こそ、ペースが遅いのだから、ゆっくり、そして少しずつ長い距離を走れるようにしたほうが完走タイムも伸びると思いますが、いかに。
正しいか?間違いか?というのは誤解で、方法論の違いですよね、きっと。
ただ、いま現在、サブ3を達成されていて強い練習や距離もそれなりに踏んでいるランナーさんでさらにタイムを狙おうとしている方には目から鱗の良書だと思います。恐らく、ハードな練習をこなすあまり、「疲労」や「ケガ」に悩まされている方も少なくないでしょうから、そうしたランナーさんが「今より距離を落とす」「ペースを落とす」ことは、意外にもプラスなんだろうと思います。
私はサブ4を目指している段階ですので、鵜呑みにはできませんが。
またもう1つ。
これはマラソンとは全く関係のない、私の柔道経験ですが、
高校時代、柔道部(空手もやっていました)に所属していましたが、柔道部の監督は元国体の選手。
現役を引退されてからは恐らく練習という練習はされていません。しかし、どうやっても勝てません。一度、ある一定以上の「カラダ」ができれば、それも猛げいこで全国レベルに行くような肉体に仕上がれば、選手としては無理でもそれを維持するのはほんの少しの運動(当時は、高校生相手の乱取り稽古)で十分なんです。
これを鵜呑みにして、柔道を始めたばかりの高校生が元国体選手と同じ練習量に減らしたら全く勝てません。
良書の著者もサブ3に至るまでの若かりし頃の運動量は相当なもの。こうしたベースを除いて、サブ3(これは確かに凄いことですが)を維持する現在のメニューだけ切り取っても、わずか4年目のランナー全てには当てはまりません。
なんせ、そのベースがありませんから。
練習量が少ないなら、増やす。
練習量が多くてもタイムが伸びないなら、減らす。
フォームや体重やレース戦略、ペース設定、いろいろ考えられることはあるのでしょうが、「走り過ぎ!」が当てはまる方にとっては参考にすべき本だと思います。
1回の最大走行距離「15km」まででタイムを狙うという発想も共感。
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