「枝画」への誘い(第3章)柴沼清新作展。
- 2024.03.14 Thursday
- 15:48
枝画の製作者、柴沼清さんの新作展に行ってきました、の旅人です。
昨日のアクセス数は751でした。
いつもありがとうございます!
さまざまな枝を使い絵を描き、作品に当たる光と影でより高みのある独自の芸術作品を生み出す柴沼清さん。第3章の新作展の案内状を頂き、遅ればせながら見て参りました。
※掲載の写真はすべて許可をいただき撮影しております
場所は水戸市の常陽藝文センター1階藝文プラザ。入場は無料です。
ぜひ多くの皆さんにも足を運んで、実物を見て感じて欲しいのですべてをブログで紹介することは省き、私が拝見した作品の幾つかを紹介します。
まず入り口を入って目に入ったのは「歓」という文字。
もちろん、すべて枝を使って描いた独自の作品です。
旅人は書道をやっているので半紙という平面に文字を書くことは常日ごろやっていますが、枝は立体。
下から見ると、また全く違った作品の面白さに触れることができます。
剪定ばさみで切ったり、のこぎりで切断した枝を使い一つの漢字文字を表す。しかも行書です。楷書と違う点は流線形。カタチとしては無数に存在する枝を駆使し、流れるような文字、そして文字のかすれまで表現している素晴らしい作品が新作として目に飛び込んできました。実に面白い。いつまでも見ていても想像を掻き立てます。
こちらは、女性の全体像を枝で描いた作品です。
実に優しい。特徴は曲線でしょうか。人の体にはほとんど直線がありません。しかし、単なる曲線だけでもリアルさを感じないものです。腕の細い部分、太い部分。丸みを帯びたふくよかな脚。曲線の枝が織りなす影。美と自然な実体像を感じることができます。
続いて、版画を彫刻刀で掘る棟方志功。
こちらは岡本太郎。
共にチカラのある芸術作品を創るエネルギーに満ち溢れた芸術家ですが、彼らが作品を創る最たるものは「手」です。全動物の中で人とそれ以外の動物の大きな違いの一つは、未来を創造すること、生きていく中で文化芸術を愉しむこと、それと獲物を捕る以外の「手」を持つことだと思っています。人間以外の生き物も手を使いますが、それは主に捕食するための「手」に過ぎません。
人間にとっての「手」は職業によってもみな異なるし、また動きも様々です。そして作品を創るのもまた製作者の「手」によるものです。持っているものが全て違う「手」。こうして作品にするのはとても難しいはずです。大きなエネルギーを感じました。
また、こちらも「手」です。格子の中にいる「手」。
平和を感じる「手」。
生まれた国やその国の政治環境によって、同じ手でも異なるもの。こうして作品を見て回ると、その違いにも気づかされます。
作品から感じるものはさまざま。
また、作品を見る位置によって光と影の違いから見えてくるものも異なります。
芸術に興味がある方は、このような枝を使った作品があるということを、ぜひ実際に生でご覧になってみてください。
<会場>常陽藝文(げいぶん)センター1階 藝文プラザ
入場は無料。
会期は、令和6年3月8日(金)〜3月21日(木)まで。
※最終日は午後1時まで
※月曜日は休館
枝画への誘い 柴沼清さんホームページ
https://edagahenoizanai.jimdofree.com/
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